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軽やかな乗り心地―大阪EVタクシー本格走行開始 (2/2)
 大阪北区で行われた出発式に橋下徹大阪府知事を始め、関係者が出席し、EV車の出発を祝った。
 ―出発式の後、EVタクシーに乗車し、タクシー専用乗場まで試乗し、乗り心地を確かめた。
 
 音もなく、軽やかに発信。運転手がアクセルを踏むと急加速。あっという間にスピードが出る。乗り心地はガソリン車と変わりはない。ハンドルを握っている運転手の男性は「メーターを見ながらどの辺で会社に帰るか、急速充電をどこで入れるかを常に頭に入れながら、運転している。エアコンや
暖房を付ければ伸び率も違う」と感想を話す。試しに暖房を切ってもらうと、走行可能距離が15キロ長くなった。「お客さんがお乗りになる際は冷暖房も消せません。だから、空車時にはなるべくエアコンはつけないようにしています」と走行距離を伸ばす工夫を男性は笑いながら話してくれた。
 
 静かで、乗り心地良し。当面は充電環境の充実が課題となりそうだ(府内の急速充電器の数は26カ所に留まっている。2月末現在)。