自動車ニュース
静かな音で止まる―乗車体験(京都・高島屋専用乗り場から)
 京都の高島屋京都店の敷地内にEVタクシーの専用乗場が設置されている。
 専用乗り場は3月3日に設置。利用時間は午前10時から午後6時までで、京都乗用自動車協会加盟の5事業者から11台を運行する(EV6台・日産リーフ、PHV5台・トヨタプリウス)。専用乗り場が設けられるのは府内で初めてで、車体は青色で統一されている。200ボルトの充電機を備えた充電スペースもある。
 
 ―3月上旬。専用乗り場からEVタクシーに乗車してみた。
 今回、乗車したのは日産リーフ。タクシーを運転する都タクシーの高宮美代子さんは以前、同社で三菱自動車の「i-MiEV」を運転していたという。
 「走りたいときに充電の残量を確認しなければならないんですが、慣れくると、安心して運転できるんですよ」と高宮さん。
 ―信号が赤になる。車は音もなく静かに止まる。
 「難点は音が静かなこと。低速でお知らせ音があっても小さな音なので気づいてくれない人が多いんです。京都は細い道が多いので、クラクションの鳴らし所も考えてるんです」と高宮さんは笑う。
 
 ―目的地周辺に到着。また、信号が赤になり、車が止まる。
 「ご乗車されるお客様の中にはあっ!?この間、ニュースに出ていた、今、話題のタクシーと言われる方もいらっしゃるんですよ。EVタクシーはこれからですね」と高宮さんは再び笑った。