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今こそ「信義 商道」ローカルネット 近畿地域本部あんしん大会 (2/2)
 続いて、山田茂美本部長が「今大会も9回を数えることになった。経済情勢をみると、北アフリカのリビア問題がいつ収まるかが気になる。現在の状況が続くと2〜3年前の石油価格150円はいくのではないかと思う、200円に届くという声もある。まさに弱り目に祟り目。このような状況で、近畿地区本部は縁の下の力持ちとして事業を展開していきたい。相互信頼と行儀の良い、倫理観のある事業を展開し、お客さんから選んでもらえる組合を目指していかなければならない。会場に来られた事業者の皆様も自分自身の会社の役に立つ。適用できるものを実行に移して下さい」とあいさつした。
 
 また、来賓の原喜信近畿運輸局長が「中小事業者の方が自らの手で作り上げた最大の協同組合。近畿はローカルネットの発祥の地」と述べた他、小野隆生大阪府トラック協会専務理事、福永征秀兵庫県トラック協会会長、松原丈夫兵庫県貨物運送協同組合連合会会長などが来賓として出席した。
 
 また、同じく来賓の加藤浩幸JL連合会会長は「内平らかに外なるは平成
の元号。内側がしっかりしていればその姿が必ず外側に現れるという趣旨と聞く。平成が始まって23年。本当に内平らかに外なっているのだろうか。政治、経済、外交の問題も平成にならさなくてはならない」と述べ、ホテルに泊った際に目にした光景を例に自分自身が感じた教訓を語った。

 ―第二部の講演会
 「21世紀の能力 悪戦苦闘能力を身につけよう」を演題に大畑誠也九州ルーテル学院大学客員教授が熊本県で校長を勤めていた時代の経験を基にした人生哲学を講演。大畠客員教授は「若い人が夢を持てない。大人が悪いと思う。夢なき物は子ども達にも夢語れず。悪戦苦闘能力は本もの、挨拶、体
力、完成、集中、思考。挨拶をすることは他を認めることで人間関係も成立すると手書きの紙を白板に貼りつけ説明。
 
 交通事故に合わないのはあいさつの出来る人でトラック業界も同様です。また、聞く。聴く。効く。意気に感じる人が求められており、返事が早い人、すぐ、動く人が混沌とした時代に求められている。凡事徹底がポイント」と呼びかけ、力強い声が会場内に響き渡った。
 
 また、並行して開催された「あんしん大会物流マーケット」では、アルコール検知器メーカーをはじめ、約43社が出展した。