自動車ニュース
安全意識の向上 講演会―兵庫県タクシー協会 (2/2)
 藤原秀憲兵庫県警察本部交通部交通企画課課長補佐が「タクシー事業者の交通安全対策について」と題して講演を行った。藤原課長補佐は平成22年中に発生した県内の交通事故死者数は192人という結果を例に、高齢者の死者が95人と全死者数の49.5%を占めていることを挙げ、交通安全対策について説明した。

 続いて、森田孝神戸運輸監理部兵庫陸運部陸運技術専門官が「事業用自動車の事故防止について」解説した。

 森田専門官は大阪府が飲酒運転の事故件数3年連続ワースト1であるという事実を踏まえ、汚名返上の為に大阪府警が6月26日にタクシー業界へ緊急指導を行ったことを例に挙げ、タクシー関係で異常事態が発生していると指摘し、車両事故等に起因する事故事例を挙げ警鐘を鳴らした。