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新役員の就任について熱心な議論行う―大ト協通常総会 (2/2)
  会員は怪文書を手に持ち「この内容の事実確認をやっていただいたのか?また、不正があったのかなかったのか、支部の入会に2年間で支部長まで上がっていく、順番に上がっていくのは構わないが、わずか2年で支部長まで上がることに確認取ったが、今までいない。支部長までなられた経緯を教えてほしい」と質問した。

  それに対し坂本会長は「坂本と名前が出ているので気になっていた。先の支部長会でもその話はした」と話し、事務局は「会員様であるし、ちゃんと従前から会費も納めて頂いており、役員も務め活躍していただいている。何ら法的な問題もないのでよろしくお願いしたい」と説明した。

  続いて会員は「ちょっとまってください。わずか2年ですよ。その会社は支部に入って2年ですよ」と返答。さらにもう一人の会員が「南大阪支部の支部長のことと思いますが、この件については支部規約に基づいて支部の会員であれば支部長につけるという支部規約がある。支部規約に基づいて選考委員会で選出され支部の総会で承認された委員であるので何も悪いことではない」と説得した。

  それに対し質問を行った会員は「支部の会員がこの文書に書いてあることを知っていたのならよいが、支部の会員に聞くと知らなかった。わずか2年しかたっていない会社の人が役員になり、支部長までやっていると知らないと聞いた。2年前に入会した。その方が支部長になることも説明されたのか?
 そういうことを説明せずに決めたのは不正があるのではと、普通ではなれないじゃないか。裏で何か取引があったんではないかと聞いている」と続けた。

  坂本会長は「取引?私は口は悪いが、腹はきれいだ。短い期間に我々も3段跳び5段跳びもある。実力があれば仕方ない。これはどうするのか」と話し、会員は「5台か6台のところが実力があって上がったんですか?教えてくださいよ」と続けた。また事務局は「きちんと許可を取り、違法行為も何もない。よろしくお願いしたい」と説得を続けた。


  さらに会員は「もともとあった会社を計画倒産させて新たな会社を興して支部長になったらそれでいいんですか」と続けると、その他の会員から「ちょっと待ち!質問している人。今日会員になって会長になってもおかしくない。2年にこだわらなくていい。俺が今日会員になって来年の総会で会長になったらどうするのか」また「今はピラミッド型の組織というのは必要かという時代にきている。協会は必要と思うが。会社では必要かと思う。これからの運送業はフラットで行ないといけない。支部長をお見受けして若手3羽ガラス(大正・北大阪・南大阪支部長)がんばってほしい。経験プラス若さを持っている。会長に聞きたいのは、協会は大阪として全ト協をリードするくらいの器なので、そこを盛りたてて内輪のことは支部や各委員会の中で話をできないか。協会の若手の意見もあると思うが、早速60台ほど救援で行かれたが、ここで交付金の10億か20億円義援金として出すとか会長のリーダーシップを発揮して会員の意見を聞いて、ここで決議するくらいの前向きな意見を聞きたい。お願いします」と訴えた。


  また「個人的に言いますと、その方は存じないが法的に基づいて認められるのであればOKです。ただ単にシンプル」「怪文書はこれまでたくさんあったみたいですが、読ましてもらうと今回のものは優秀ですね。優秀な方は堂々と名を名乗り、会に出てきてきちんとやらないと、男らしくないことをするのはトラック協会の会員として相応しくない」という意見もあり、会場から拍手がまきあがった。