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中西会長ら正副を再選 全日本トラック協会総会
 全日本トラック協会(中西英一郎会長)は6月25日、東京・新橋の第一ホテル東京で第81回通常総会(決算)を開き、平成20年度事業報告、一般会計、交付金特別会計等決算報告を原案どおり承認した。

 また任期満了となった役員改選で、中西会長を再選、中西会長は再選を受け「身の引き締まる思い。協会運営に努力したい」と3期目の決意を述べた。副会長は3氏が退任して替って川島誠(愛知)、小林和男(新潟)、渡邊健二
(全国)の3氏を選任、他の副会長、理事長らを再選した。

 中西会長は冒頭あいさつで「荷動きの力強い回復を実感するにはほど遠く、地を這うような状況で、試練の日々が続いている。国の産業活動や国民生活になくてはならない物流サービスの主力部隊として結束して危機を突破し、業界の持てる力と英知を結集、この難局の克服と今後の課題へ真摯な努力を傾注したい」と呼びかけた。

 全議案を承認のあと、次回の第14回トラック運送事業者大会は10月15日、愛媛県松山市の「アイテムえひめ」で開催することを決めた。

 来賓祝辞で、本田勝・国交省自動車交通局長は「軽油価格高騰対策、景気対策に全力を尽くした。中小企業者構造改善支援事業の活用、事業用自動車による交通事故減少施策の「事業用自動車総合プラン2009」を策定したので
さらなる安全対策に取り組みをお願いしたい。今後の業界のビジョンをどう描いていくか、規制緩和を含めてどう対処していくか議論していきたい」と述べた。

 なお再選となった副会長は大和健司(大阪)、小丸法之(広島)、新見健(岡山)、杉本守巧(北海道)、星野良三(東京)、粟野原一平(徳島)、尾関卓司(岐阜)、倉茂周典(宮城)、辻卓史(大阪)、横塚正秋(埼玉)、原重則(福岡)の各氏と理事長は石井健児氏。豊田英次専務理事、関場長久常務理事が退任。新たに細野高弘氏が専務理事に。矢島昭男、中川登志雄、谷口清作、赤熊博史の4氏を常務理事に選任した。