自動車ニュース
兵ト協会館建替えに伴う共済の対応について―兵庫交通共済理事会 (2/2)
冒頭、森川理事長は3月31日に100万円を東北交通共済へ見舞金を送金したことを報告した。

 また、兵庫県トラック協会「本部研修センター」建替えに伴い、共済はその会館に入居するのか、独自の会館を建設するのかどうかの協議を行った。現在、全国で15ある共済の内9共済が独自の会館を所有している。

「5年先に会館の建設を目標に共済会館建設委員会を立ち上げてはどうか。また、公益法人改革で兵庫県トラック協会が一般社団法人になるのであれば、協会と共済とともに営利事業に力を入れていくなどの大きな視野で考えてもいいのではないか」という意見も理事で交わされたが、兵ト協の建設検討員でもある松原丈夫副理事長は「交付金の積立金で建設を行おうとしているので、共同となると国土交通省から許可がおりにくい状況があります。また、入居か建設のといった問題について事前の準備不足だったと考えており
ます。これから先、会館を建てるということも検討していきたい。

一方で本当に共済に会館が必要なのか、経済的な面で利益が見通せるのか考えていかないといかない」と説明を行った。

 納得のいかない理事が数名いる中、兵庫県交通共済協同組合は兵庫県トラック協会の新会館に入居する方向で検討を進めることで了承された。

出資契約状況は対人(+14社・692人)、搭傷(+18社・110人)、対物(+15社・489人)、車両(+4・153人)、自賠(+22社・152人)と5項目に置いて増加となった。昨年4月〜3月末現在の対人死亡者数は前年同比3人増加の10人。