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災害積立金の創設を提案―兵庫県トラック協会東部支部 (2/2)
原岡謙一支部長は、尼崎市から緊急支援物資輸送の依頼が急遽がり12日に一般市民に見送られながら10トンと4トントラックの2台が気仙沼市へ出発し神戸新聞の記事にもなったことを報告し「われわれが出来ることは輸送力の提供だということをあらためて感じました」と話した。さらに今後、今回のような災害援助の要請を受ける場合を想定し、積立金を取り崩し「災害積立金」を創設することを提案した。

  それに対し「積立金の趣旨は時代の流れから建設がなくなった。先代が積み立てられたものです。あまり簡単に取り崩さないほうがよい」との意見もあった。原岡支部長は「自治体から緊急支援物資の輸送の依頼があった際には、無償で行う場合もあります。また理事会にも諮れない緊急時もありますので、運賃分を積み立てておきたい」と説明を行い、理事より了承された。

  2千6百万円ある積立金から規約を付け百万円を取り崩すが、最終的には総会で諮ることとなる。