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EVコンバージョンのガイドラインを発表 電気自動車普及協議会 (1/2)
 電気自動車普及協議会(福武總一郎会長)は4月27日、従来の自動車から電気自動車に改造する際のガイドラインを発表した。

 ガイドラインは『感電から人を守る対策』、『電気的なトラブルで火災を起こさない対策』、『強度を確保する対策』、『走行性能を確保する対策』、『走行の信頼性を確保する対策』、『誤操作による急発進等を防止する対策』、『制動性能を確保する対策』の7項目で構成されている。

 具体的には、高電圧部の配線を橙色にし、手などで直接触れられないようにすること、バッテリーの搭載位置を車の端から一定距離以上離すこと、スピードコントロラー等の異常を警報すること、必要となる出力以上のモーターを設置すること、防水対策、水素ガスの適切な換気することなど。

 福武会長はガイドラインについて「レベルアップをどんどんしていく。周知徹底を図りたい。EVコンバージョンの世界標準化を目指したい。自動車整備などを対象にした、改造できる方を教育訓練する教本を5月以降に打ち出したい。世界的な展開を本気でやっていきたい」と意気込みを語った。