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【レポート】阪神淡路と比べ、少ないボランティア―東日本大津波
  ゴールデンウィークの休暇を利用して日本全国からボランティアが集まった。中には日本にゆかりのある海外からの協力隊の姿も見受けられた。しかし、阪神淡路大震災で被災し、石巻市でボランティアを行った方に話を聞くと「阪神淡路大震災ではもっとボランティアや報道陣が押しかけ、被災者がその対応に疲れるほどだった。それがトラウマになっているせいか、ボランティアや報道陣の数が圧倒的に少ない。どうしてなのかと疑問に思う」と訴える。

    
  さらにゴールデンウィーク後のボランティアによるマンパワーの確保が心配だ。大型連休後は一般的に休暇を取ることは難しいからだ。


  まだまだ被災地では、避難所生活を送りながら津波の被害を受けた自宅の清掃・整理を行っている方が多く、そのあふれかえるほど家の周辺に積み上げられた瓦礫の撤去も決まっていない。気温が上昇し泥に含まれる有機物の腐敗や悪臭が立ち込める前に、早急に泥の撤去と海水を被った家具や自動車の撤去が必要で、それにはボランティアによるマンパワーの力が欠かせない。