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【レポート】住民だけでは手に負えない−瓦礫や自動車の撤去 (2/3)
  GW後のお盆まで、マンパワーの確保が心配される。4月上旬に石巻市内の家屋内の泥の撤去作業にあたった神戸市内在住の女性は、住宅の塀の周りに積み上げらられた泥の入った袋や瓦神戸市内在住の女性は、住宅の塀の周りに積み上げらられた泥の入った袋や瓦礫、使用できなくなった家電の山や路肩に放置された車を見つめながら「一カ月前とまちの光景があまり変わっていない。阪神淡路ではあふれんばかりのボランティアが押し寄せ、被災者は疲れるほどであったが、東日本ではボランティアが不足している」と話す。一階部分が津波にのみ込まれ、避難所生活を送りながら、清掃作業を続ける住民は「瓦礫の撤去は市が行うと聞いているが、そのめども立っていない」と訴える。


 さらに深刻なのは、福島原発と津波の被害を受けた地域だ。20キロ圏内は立ち入れないため、瓦礫の撤去が出来ない上に、放射線量を受けたものは管轄省庁や法律の枠が変わってしまうため一般の産業廃棄物として処理できない。