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被災地の痛みを分かち合うために―兵庫県指定教習所協会の取組み (2/2)
―どのような思いで義援金は集まりましたか?
静間信正専務理事:兵庫県は16年前に阪神淡路大震災で大きく被災しまた。当協会の会員様におかれましては29教習所が何らかの被害を受け、全国各地から約2千万円の義援金をいただきました。いつかその恩返しをしないといけないと考えておりました。


―何か工夫されたことがあるのではないですか? 
 静間信正専務理事:私の日課として、インフルエンザや熱中症をはじめ教習所を運営する会員様に有益な情報を毎朝メールで配信しております。

 3月11日の宮城県沖での地震発生日からも、兵庫県への影響やさらには岩手、宮城、福島県で運営されている教習所の皆さまの安否情報を朝一番に配信し続けています。


 義援金の募集にどれだけ効果があったのかは分かりません。しかし、兵庫県と東北は非常に離れておりますが、被災地の教習所の安否情報を日々確認することにより、兵庫県と被災地の距離が近くなったのかもしれません。
全会員様が自主的に多額の義援金にご協力いただいたことを大変感謝しております。

 
 また、3月11日を風化させないために「がんばれ東北、がんばろう日本」と文言を加えた交通安全ののぼり旗を新調しました。これからも3月11日の大震災を忘れないためにも、情報配信に力を入れていきたいと考えております。