自動車ニュース
深夜・早朝ダイヤとピタパの導入強化を図る―京阪バス田中社長 (2/2)
行政が行うインフラ整備、都市計画道路の整備といった、インフラに対応した動きが非常に重要となる。


  昨年3月に全線が開通した第二京阪道路(京都市伏見区から門真市に至る一般国道1号バイパス)は側道が整備されており、大変走りやすくなり速達性が高まった。このインフラ整備に対応したダイヤの設定を見直しています。
 関西最大級のホームセンター(スーパービバホーム寝屋川店と有名専門店約50店が融合したショッピングセンター)が2011年6月上旬に寝屋川市にオープンを予定しています。そこへアプローチの出来るバス路線を設定します。


  また、松井、京都間を走る直通急行バス「直QKYOTO」では、4月1日より鉄道の拾いきれない早朝・深夜(京田辺市役所5時48分発・京都駅八条口23時45分発)の便数の増強を行いました。ビジネス客へのサービスを増強するために早朝・最終ののぞみに間に合わすことがねらいで、通常運賃は5百円、深夜直Qは千円です。紅若交通については平日金曜日にJR湖西線終了後の湖西方面に帰宅する利用客に対し、山科駅前の24時45発の深夜急行バスを走らせています。


  関西国際空港の利用客が減少したが、弊社の空港リムジン(京都、守口、枚方から関空)利用客は減っていない状況です。コストパフォーマンスが試されているのだと考え、去年に引き続き力を入れたい。さらに利用額割引が可能なICカードピタパの導入促進を強化し、紙の利用の削減に取り組みます。安全マネージメントについては事故削減や車内転倒防止を目指し、ドライブレコーダーのさらなる活用を検討しています。


  問題となっていることは高速道路の無料化と燃料の高騰です。交通渋滞が発生し、長時間運転となるとワンマンがドライバー2人を乗せて走行しないといけない。燃料代については1円高騰するだけでも大きな損害を受けます。トリガーが発動しないが、そこまで高騰しないとは考えていますが。