自動車ニュース
トラック事業者へ点検整備の徹底を呼び掛け―国交省
 国土交通省は点検整備の実施が不十分なトラックなどの事業用自動車を対象に新たに『立入調査』や『整備管理者研修の充実』、『トラック事業者への啓発』を実施し点検整備の確実な実施を促進する。

 具体的には、定期点検を行う前に車検を受ける「前検査」を実施した事業者に立入り、定期点検の実施状況を調査し、点検整備の指導を行う。また、整備管理者に対して行う整備管理者研修において、定期点検実施の重要性を訴え、貨物自動車運送適正化事業実施機関が行うトラック事業者への巡回指導の際に、監査方針や行政処分基準の強化に関リーフレットし啓発している。

 平成21年から行政処分が強化され、日常点検の未実施では『初違反』で警告〜5日×違反台数、『再違反』で5日〜15日×違反台数の処分となり、定期点検整備の未実施では、『初違反』で警告〜10日×違反台数、『再違反』で5日〜30日×違反台数の処分となっている。