自動車ニュース
【特集】アイドリングストップ支援機器導入事例―福山通商
株式会社福山通商
【導入機器】エアースタイル
1.アイドリングストップ支援機器
2.補助バッテリーシステムを採用


 ドライバーの働きやすい環境作りと地球にやさしい環境対策を積極的に進める兵庫県姫路市の福山通商。同社が理想とするドライバーの労働環境作りと環境対策への取組みをまじえながら、エアースタイル(太陽工業のアイドリングストップ支援機器)の使い勝手について、代表取締役の井上憲氏にお話を伺った。

【事業形態】一般貨物自動車運送事業
【ドライバー数】10名
【車両台数】10台(関東方面の長距離9台、近距離1台)
【導入台数】昨年7月に1台を購入(2台目の追加購入を予定)

【知ったきっかけ】
 お付き合いのある物流会社では環境への取組みの一環として、アイドリングストップ支援機器エアースタイルを50台導入されており、アイドリングストップやドライバーの労務管理で効果があったとご紹介を受けました。

【導入となった最終的な決め手】
 他社のアイドリングストップ支援機器(畜冷式クーラー)も導入しています。しかし、持続時間は4時間と短く、睡眠(約8時間)の際に電池がなくなると、窓を開けて調整をしないといけないことが、悩みの種でした。
 エアースタイルは”6時間連続使用が可能”ということを聞き、購入を決定しました。
 

【導入後に気付いたエアースタイルの良い点】
 弊社では、ドライバーの健康管理を一番大切にしています。アイドリングストップ支援機器エアースタイルは確かに高価ですが、ドライバーが8時間の仮眠をしっかりとることができるようになり、健康管理の向上につながったと思います。
 
 また、荷待ちの時にしっかり使えるスポットクーラーは、非常に使い勝手が良いです。
 
 <会社の姿勢>
 弊社ではGマークや環境対策のために、全車両にエコタイヤを導入したことをはじめ、先進技術を積極的に取り入れおります。経費はかかります。しかし、社会や荷主のみなさんに喜ばれ、さらにどんどん新しい技術を車両に取り入れるわけですから、ドライバーは誇りを持って仕事に取り組めるようです。お陰さまでドライバーとの信頼関係も強くなり、永年にわたり育成することが出来ていることは、弊社にとっての財産です。


【導入後に気付いたエアースタイルの改善してほしい点】
 長身のドライバーが、寝袋に収まらないことに気づきました。また、下着1枚で寝るくせのあるドライバーは、からだが冷え過ぎてしまうようで、服を着るかブランケットを入れるか工夫が必要です。


【今後、トラックの技術開発に望むこと】
 ドライバーが自然な眠りにつけるような、居住空間をキャビンで再現できればと思います。


  

【お問合せ】
神姫産業株式会社 営業企画室
TEL;078-577-3349
FAX;078-576-0741


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