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神戸電鉄の平成22年度業績を報告―神鉄粟生線活性化協議会
  7月1日に開かれた第8回神戸電鉄粟生線活性化協議会で、神戸電鉄の平成22年度業績が報告された。全社において営業利益が食品スーパーの売り上げが9億減少し約203億円(前年度比約8億9千万円減)。食品スーパーの事業改革と不増産で増益したため営業利益は約13億8千万円(8千4百万円減)。経常利益が8千9百万円(8億円増)と営業利益が悪いなか、経常利益が改善したのは、支払利息が1億円減少したことなどによる。
  鉄道事業において、全体の営業収益は95億8千万円(6千9百万円減)。三田線は前年度プラスとなった。営業利益は人件費と設備投資を抑制し減価償却が減少し売り上げ減をカバーし6億7千6百万円(2千9百増)となった。経常利益は支払い利息の減少で3億7千4百万円の赤字(1億4千8百万円増)。

  粟生線は営業利益が19億9千百万円(4千9百万円減)、営業利益が人件費と設備投資を抑制し減価償却が減少し売り上げ減をカバーするに至らず8億5千3百万円(4百万円減)、経常利益は支払い利息の減少で12億2千7百万円(4千7百万円増)の赤字。委員より「三田線と粟生線でこれまで大きな差が出ないのではないか」との厳しい指摘がされた。