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新小型EV「ミツオカ雷駆‐T3」 モニター募集に応募殺到
 光岡自動車・ユアサM&B 新小型EV「ミツオカ雷駆‐T3」を発表
 翌日からモニターの募集始めるも応募殺到

 光岡自動車はユアサM&Bと共同開発した新型電気自動車を7月7日に発表し、翌日から実走実験を目的としたモニター募集を開始した。
「ミツオカ雷駆‐T3」は、宅配サービスや農作業のアシ、移動式店舗などの利用を想定した小型の電気自動車(EV)だ。モニター募集は法人に限り、また1団体につき6台を最長1カ月のスパンで無償貸与を実施し、実用のテスト結果を製品にフィードバックするという。無償貸与は9月から3カ月に渡り実施される。
 発表翌日からモニターを募集したところ、千葉から九州まで応募が相次いでいる。美容院への納品・宅配・醸造所内の狭い道の走行と運搬利用など、主に物資の運送・宅配を目的に応募する会社が多いようだ。また物珍しさからPRに利用したいという会社もある。公道でも走行できる点から、フォークリフトを使用する魚市場の業者からも応募があった。7月13日現在、既に60件以上の応募が集まっている。
 光岡自動車の光岡進会長は「リチウムイオンバッテリーの供給やコスト調整など、発売に向けての不安要素は他にもある」と話している。今後同社は国からの補助金対象も加味した上で、100万円以下での販売の実現を目指す意向だ。

「雷駆-T3」の実走行モニター試験の募集要項は以下の通り。
 車輌台数 光岡自動車:4台、ユアサM&B:2台 合計 6台を予定
 受付開始日 平成 23年 7月 8日(金)
 モニター開始日 平成 23年 9月から開始予定
 モニター期間 最長1ヶ月間程度を予定
 貸与料金 無償提供
 応募条件 走行記録とアンケートにご協力いただける法人様(当社基準にて選考)
応募方法 各社ホームページをご参照ください。

<LIKE−T3> 車両概要は下記の通り。
 車種 側車付軽二輪車(トライク)
 必要免許 普通自動車免許
 車検・車庫証明 不要
 その他 ヘルメットの着用義務なし
 全長×全幅×全高 2,450×1,070×1,130 mm
 ホイールベース/トレッド(リヤ) 1,420 mm/ 940 mm
 車両重量 320 kg
 乗車定員 2 名
 最大積載量 120 kg(60 kg:2名乗車時)
 最小回転半径 2m以下
 最高速度 60 km/h
 1充電航続距離 約 60 km(40 km/h定地走行)
 充電時間 約 6時間
 充電器電源 単相交流 100〜200 V
 バッテリー種 リチウムイオン電池
 総電圧/総電力量 72 V/ 4 kWh
 電動機種/定格出力 交流誘導電動機/ 3 kW