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支部助成金を前倒し増助成金使途は適正化へ兵整振支部連絡会 (2/2)
 橋本会長は冒頭あいさつで「7月は『未認証工場排除強化月間』にあたるが、これに対する情報収集と引き続き指導もお願いしたい。また支部助成金については理事会の承認が必要だが、新法人移行後は支給が難しいことから公益目的財産額を減らす目的もあり、今年度に予算の枠を超えての支給を検討したいと考えている。また、JMCをはじめ青年部会を活性化させ若者と次世代経営者育成に努めなければならない。ご協力をお願いしたい」と述べた。

 支部活動のあり方については、橋本専務から今年度は8支部長が交替したが『支部組織』として適正な活動と支部会員と本部との『パイプ役』としての情報伝達と要望とりまとめを要請した。また研修会や講習会の開催など活性化事業の展開も求めた。

 支部の会計処理と助成金については、監査役の櫻井税理士から説明があった。櫻井氏は、現行の支部は「人格なき社団」であるため対外的な取引で責任は支部長個人に及ぶ可能性があるとして、支部として「一般法人」の登記が望ましいと述べた。また支部活動報告によると、支部役員及び支部会員に対する「懇親会」的支出が大部分を占め、これらは「特定の個人、団体に対する利益供与」に該当する恐れがある。抵触すれば「非営利型法人」としての存続用件を欠くとして、税負担が発生する可能性を指摘。これらの支出は自主財源で賄い、役務に対しても合理的な報酬を支出するのが望ましいと説明した。

 支部の一般法人化の登記費用は約数万円から10万円程度。収益事業がないと課税されないが、あれば原則7年間遡って課税、また支部が解散して存在しなかった場合は、納税が発生した場合、第二納税義務者の支部長に及ぶ可能性も説明。

 第13回兵整振・技術コンクールは8月7日開催、今回は特別賞を廃止、競技別優秀チーム表彰を行う。

 主な支部事業計画は、尼崎支部が尼崎市商工会議所100周年記念事業として「ロードスター」を電気自動車化させ、ナンバー取得を準備していると報告した。