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不正改造車撲滅に向けて62台に整備命令―近畿運輸局 (2/2)
国土交通省は、自動車者社会の秩序維持と安全確保・環境保全のため不正改造車の排除に努めている。特に6か月の1ヶ月間を「不正改造車排除強化月間」として、警察庁・自動車検査独立行政法人等の協力のもと、街頭検査の実施、自動車ユーザーへの指導・啓発等を行い、不正改造車の撲滅に向けて全国的に展開した。
今回は近畿運輸局管内での、不正改造車排除強化月間中の街頭検査実施結果がまとまった。詳細は下記のとおりである。

○強化月間中の街頭検査実施結果(括弧内は昨年の結果)
 1.実施回数:75回(82回) うち深夜等:4回(1回)
 2.延べ出動員数:578名(613名)
   内訳:国土交通省177名、警察143名、検査法人等258名
 3.検査車両数:2,256台(2,591台)12.9%減
 4.不良車両数:不正改造車97台(64台)51.5%増、整備不良車6台(20台)70%減
 5.整備命令台数:62台(75台)17.3%減
 6.主な不正改造:窓ガラスの着色フィルム貼付17台、マフラー改造16台、灯火装置の色12台、タイヤの突出4台、等

 今年は実施回数・検査台数ともに昨年をやや下回ったものの、不正改造車の摘発に効果のある深夜・休日等の街頭検査が4回、不正改造車97台、整備不良車6台(タイヤ摩耗、ランプ球切れ等)を摘発し、62台に対し整備命令を発令した。