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大河「平清盛」 兵庫県内への波及効果は150億円―日銀 (2/2)
 直接効果102億円と間接効果48億円を足して、合計150億円の経済効果になる見通しとなった。
 経済効果額の150億円は、県内総生産(2010年・名目)の0・08%、県内観光消費額(2009年度)の1・3%に相当する。「平清盛」の県内での主要舞台となる神戸市周辺を中心に、観光客数が年間5〜6%程度(過去5年間の大河ドラマ放映年における当該県の観光客数増加率の平均)増加すると想定した。
 今回の試算は「過去、大河ドラマ舞台となった地域と同程度の集客効果があった」と想定している。一方で「平清盛」放映による経済効果の拡大には、リピーターの確保も踏まえ観光施策を進めることが必要だ。 「平清盛」放送決定直後から、神戸市、兵庫県、経済団体、市民団体等が中心となり「『KOBE de 清盛』推進協議会」を設立し、関連イベント・施設の整備やポスターなどのPRの準備が進められている。引き続き関係者が観光施策に取り組むことで、より大きな経済効果が期待される。