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「即廃止にはならない」と薮本会長―粟生線存続戦略会議 (2/2)
 薮本会長は「歳入をどう増やすのか、議論がなされていない」と述べ、運賃の値上げ、自治体からの金銭的な支援や、乗客の増加策などについて各自治体の考えを明確にしたい考えだ。
 また、薮本会長は「これまでの経営体質に問題があったのではないかと認識している」と述べ、投資の規模、固定資産の額、支払い利息の過大さなどに表れてきていると指摘した。
 「投資した割に収益が出ない。これが経営の悪化につながっている」、「粟生線だけの問題なのか、神戸電鉄全体の経営体質の問題も含まれているのではないか。粟生線の自治体だけが被るのは、納得できていない」と続けた。
 11月下旬の次々回会議では、支援策の方向性を取りまとめる。