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臨時国会で、基準運賃の必要性などの質問を再開―運革議連 (2/2)
 同議連は自由民主党の平井卓也衆議院議員(会長、元国土交通省副大臣)、松浪健太衆議院議員(幹事長、元内閣府・厚生労働省政務官)、三原じゅん子参議院議員(事務局長、厚生労働委員)により昨年12月に結成された。「基準運賃の法制度化」「運賃・料金算出システムの導入」「地域標準運賃及び標準料金(貨物自動車運送事業法第63条)の発動」「料金収受の法制度化」「利用運送業を対象とした収受手数料に関する制約の法制度化」「専従乗務員にプロドライバーとしての称号を求める」などの実現を目指している。

 政権交代後、トラック協会は民主党を支持している。しかし燃料高騰や日本の国際競争力の低下により、さらなる物流コストの削減を迫られ、厳しさが増しており、抜本的な規制緩和の見直しなど大きな改善が見られないだけに、民主党離れは進んでいる。

 同議連は中小実運送事業者の抱える問題を的確に捉え国会の委員会での質問やトラック協会での講演会など目に見えるかたちで、分かりやすい活動を展開しているため、「立場があるので、直接的には支持できないが、賛同する」といった経営者も多い。