自動車ニュース
辛坊治郎氏を招き、物流セミナーを開く―大阪府トラック協会 (2/2)
 国土交通省はトラックが正常化しないといけないということでトラック産業の将来ビジョンに関する検討会を立ち上げ、適正台数とコスト費用を加味した標準運賃を設定したらいいのかを検討してもらっているが、思うように進んでいないのが現状です。
 また、業界が多重構造化し安全の管理ができなくなってしまっている。この問題をどのように解決していかないといけないかを検討している」と規制緩和の見直し等の進捗状況について話した。 

 来賓の近畿運輸局大阪運輸支局の土井眞三支局長は「業界の多層構造化を解決するために荷主と下請けのパートナーシップの重要性を認識しており、適正取引が進み安定した経営が行えるように検討を行っております。
 また、燃料サーチャージの導入、適正取引についてはパートナーシップ会議、トラック産業の将来ビジョンに関する検討会を進めいているところです。また、総合安全プラン2009を設定し、10年後に交通事故死者数の半減と飲酒運転の根絶に向けて取組んでいます」と国交省としての取組みを報告した。