自動車ニュース
ドラレコ全車搭載を目指す―総合安全プラン2009 (2/2)
(トラック)
ドラレコ5割普及を目指す
インターロック助成を検討


ある都道府県協会によるとドライブレコーダーを約5割に装着したところ、死亡事故が激減し、今年はまだ1件に留まっている。今後、ドライブレコーダーの装着を全国展開し、なるべく早い時期に当面5 割普及を目標にこの装置の普及に積極的に取り組んで参りたい。 
呼気吹きこみ式インターロック装置については助成対象として含めることを検討中。

(運行管理者等の講習)
安全マネジメント支援、事故分析・再発防止対策、アルコール教育等に関する各種テキストやマニュアルを作成して実施。教育のみならず国交省や各協会と協力し、より効果的な取り組みを推し進める。


 ドライブレコーダーを導入すると事故率が下がることが確認されたため、更なる普及を目指し、今後デジタル式運行記録計・ドライブレコーダーをセットとしコストダウンするような、技術の普及のためのシナリオを考え、普及を促進させる。導入の補助については、来年度以降も自動車局として引き続き予算を確保できるよう取り組む。被害軽減ブレーキに関しても補助を引き続き実施することが必要と認識。(次のページへ)




 また、運行記録計の義務付けの拡大についても、具体的な検討を開始し、デジタル式運行記録計の義務付けについても検討をする。

さらに事業用自動車の重大事故情報の都道府県別に提供を依頼し、事故率の高い都道府県にドライブレコーダーを装着すべきかなど対策を考えるとともに、重大事故を起こした事業者の都道府県別の情報をメールマガジン等で提供することについて検討する。

 運輸業界全体の高齢化が進んでおり、高齢者は事故が起こしやすい傾向にあり、対応策を検討するもよう。

 自動車の整備・点検については、2020年度には車齢が15年を超える車が40%を占めると考えられている。車齢が伸びると法定点検だけでは足りなくなるため、業界として推奨する点検項目を定める等により整備・点検の取組強化を行う。

「道路反射鏡の簡易な点検・再調整の手引き」については、国から地方公共団体へ送付し、地方公共団体には道路反射鏡の点検。国土交通省でも直轄国道のうち、市街地に係る道路反射鏡の点検を実施したが、1,116か所中、8%程度の箇所で再調整が必要という結果が出て、再調整した結果、よく見えるようになった。