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50年を契機に使命感と誇りを 一般社団へ移行 県指定教習協会
 兵庫県指定自動車教習所協会(山口勝英会長)は7日、来賓に倉田潤・兵庫県警察本部長、森本幾典・同交通部長、安藤忠夫・全日本指定自動車教習所協会連合会会長はじめ、兵庫県警幹部、高士雅次・近畿指定自動車学校協会連合会会長ら近畿2府4県の正副会長ら関係者を招き創立50周年・一般社団法人移行の記念式典を開催した。

 式典は有馬洋一副会長の開式のことばで始まり、式辞で山口会長は「当協会は昭和36年11月7日設立、同60年12月に社団法人設立、今年10月に一般社団法人に移行、本日記念すべき創立50周年を迎え傘下58会員事業所と1750余名の職員一同この上ない喜びです。設立当初からモータリゼーションの発展で毎年10万人の卒業生があり平成13年は62所の会員数となった。その後毎年7万人を送り出した。その間道交法の改正などもあって世界に類のない指定教習所制度ができ、今日の礎を築いた諸先輩の努力に感謝し、50年を契機として指定教習所の使命感と誇りを堅持してこの難局を乗り越えていきたい」と述べた。

 来賓祝辞で倉田兵庫県警本部長は「50年の永きにわたり運転免許行政にご協力頂き、また設立目的の初心運転者と地域の交通安全教育の健全な発展に貢献され50年間にわたる活躍に敬意を表します。教習生はもとより、卒業生らへ地域の安全教育普及高揚に努められ、警察としても50年にわたる連携をますます深め県民の安全のために尽力したい」と協力を求めた。

 また安藤忠夫・全指連会長は「指定教習所は警察の免許行政の一端を担う一方、モータリゼーションの急激な発展による交通事故死者をピーク時の3割まで減少させたことは民間活力による指定教習所制度と業界の努力は大変なものです。運転者教育に高い評価を受けており指定協は警察の弟分の様なもので今後も指導を頂き、全国でも有力協会である貴協会が中心となり、さらなる奪闘をされる様お祈りします」と期待を込めた。
続いて安藤会長から山口会長に表彰状が授与された。また一般社団法人移行で退任した山本亨、井上道雄、谷和憲、大里隆司の4氏に山口会長から感謝状が送られた。最後に後藤忠毅副会長の「50年を契機として未来に向けて頑張ってまいります」との決意表明で閉会となった。