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スキャンツール標準仕様の調査 12月から110社で 国交省 (2/2)
 さらに会議では、大型車(ディーゼル商用車)のスキャンツールへの整備情報の提供について、EUで審議されているEURO6規則について報告があり、これが決定されれば大型車の整備・修理・リプログラミングなどの際に必要な整備情報(RMI)のスキャンツールメーカーへの提供もEU内だけであるが義務化されることになる。
 また、整備技術の高度に伴う自動車整備士の1級・2級・3級での技術範囲の役割分担案を示した。案では1自動車整備に追加する知識や整備技術は無く、2級自動車整備士にスキャンツールの取り扱い、EV・HEV・駆動用電源制御、CAN通信などの電気装置の配線などを新たに追加し、3級自動車整備士には、電気の一般的な知識や簡単な電気配線、事故診断システムの作動、基本的な故障診断の手法などを追加すると説明した。
 次回以降の会議で議論することになった。来年3月の取りまとめを目指す。