自動車ニュース
【体験レポート】MKドラライバーコンテスト (2/2)
 1.は制限時間20分、30点満点で、道路交通法、車輌法、旅客運送法、運転常識などを問う。
 2.は制限時間2分20分。
 3.は赤いコーンを円状に立て、前進で侵入し、その中を何度も切り返しながら制限時間2分以内に脱出する。狭い場所の中で車両を回転させるには、後退の高い技術を要する。時間切れになる選手が目立った。(左写下)
 4.はS字とクランク、後退チキンレースなど5コースを各制限時間内にクリアしないといけないのだが、制限時間が短い上に、前進してコースを後進して戻らなければならず、時間切れやコーンをタイヤで踏んでしまい失格となる選手も多かった。
 5.では審査員2名が同乗。終了後に車輌の揺れを測定するため、トランクに水を一杯入れた容器を置いてスタート。スピード控え目、車間距離は2秒以上、多段発進前かがみ、3秒表示安全確認、右左折確認中央横断一時停止、指定場所に停車出来るか、停車中はサイドブレーキとパーキングなどの細かな項目を採点しながら、制限時間14分以内に社外コースを運転する。
弊紙記者も同乗し乗り心地を確認した。
 一般歩行者には手を差し出し、笑顔で道を譲るなど、気配りは乗客のみだけではない。常に車外の目を気にし、運転をしていることが窺えた。運転は採点基準を知らない者には、完璧かつ丁寧にコースをまわったかに感じたが、指定場所の停車が何センチかのずれがあったことや、一時停止を完全に行えていないことなどが大きな減点となり、高得点が採れなかった。厳しい採点基準に驚いた。乗車降車時に笑顔でエスコートされ「ありがとうございます」と伝えると、「基本でございます」と返答されたことも印象的だった。