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【平清盛】バイクは魅せるモビリティー、兵庫津広域宣伝に活用
 電鉄商事(株)神戸制作オフィス、ゼネラルマネージャーの山端秀明さんは、1月から清盛をイメージした平安時代の衣装を身に付け、ひとり兵庫津をバイクで駆ける。「清盛は馬に乗っていたと聞きました。まちで私を見かけた人が、あれ?っと思って、写メを撮り、facebookやツイッターでつぶやてくれれば、それがまちの活性化に繋がります」と山端さん。ひとりのちょっとしたマンパワーから広がるネットワークの力から、まちの活性化を模索する。

 きっかけは兵庫区の地元有志で結成されたよみがえる兵庫津連絡協議会に加わり、いかに観光客に取り組みをPRするかを考えたこと。「バイクは1人でも広域的に宣伝ができる“見せるモビリティ”なんじゃないかと思います。平安時代の衣装を着るアイディアは、ちょうど矢田立郎神戸市長がコスプレをして忠盛役になりきっている姿に後押しされた」と山端さん。

 山端さんはWEBデザイン・企画・制作・広告デザインなどを手がけるデザイナー。「17年前の阪神淡路大震災で自分が青春時代を過ごしたまちが無残にも壊れ、それを目の当たりにしたことが転換期でした。会社のミッションに『ぬくもりや人間臭さをITで表現しながら、どんなに小さなことでも神戸のまちづくりに役立つことをする』を強く掲げ、約9年間取り組んできました。人のつながりやマンパワーには計り知れない可能性が秘められており、近年でのソーシャルネットワークを通したネットワークはそれをさらに強力なものになりました。11月6日には、東北地方復興イベント「上を向いて歩こう」イベントをfacebookやツイッターで呼びかけたところ、約1000人が家に眠っていたギターを引っ張り出し須磨海浜水族園に駆けつけました。さらに原発事故の風評被害が甚大な茨城県を元気づけるため同プロジェクトを発足さた、茨城県つくば市の大木京美さんを元気づけるため、1000人全員が「がんばれー!」とエールを送ったことにさらに、マンパワーの無限に広がる可能性を感じました」。