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二輪車の7・2%が整備不良、保守点検実態調査を発表―近運局
 近畿運輸局は12月27日、平成12年9月1日から10月31日にかけて行った「バイクの保守点検実態調査」の結果を発表した。調査した3167台のうち、7・2%の230台に整備不良が見つかった。

 調査は「自動車点検整備推進運動」の強化月間中の取り組みの一環として実施。駅やスーパー、娯楽施設の駐輪場に止めてある二輪車3078台のほか、自動車整備士養成学校の協力を得て、学生の二輪車89台のタイヤ、灯火器、マフラーなどの整備状況を調べた。

 総排気量別では、「50cc以下」で検査台数2551台のうち7・9%の203台が整備不良と判明。「51〜125cc」でも検査台数316台のうち3・1%の10台、「126〜250cc」で検査台数163台のうち6・7%の11台、「251cc以上」で検査台数137台のうち4・3%の6台に何らかの不良があった。

 不良個所別で最も多かったのは「タイヤの磨耗」の177件。次いで、「灯火器」の42件、「マフラー」の17件だった。

 近畿運輸局では調査結果を踏まえ、二輪車の利用者に保守管理の必要性を認識してもらうため、チラシ配布などの啓発活動を行っていく予定。