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2月19日の第48回総会で55%出席をめざす―兵車協 (2/2)
 日本自動車車体整備協同組合連合会に加盟する都道府県の単組の中で兵庫県の会員数は平成23年4月現在第9位。茨城の310が一番多く、次いで愛媛264、北海道249、福岡245、新潟233、広島208、富山206、静岡206会員だ。

 同組合は平成10年7月に兵庫県自動車車体整備協同組合、兵庫県自動車塗装協同組合、兵庫県西部自動車車体整備協同組合の3団体が合併。合併時の会員数は350人だったが、年々会員数は減少傾向にあった。津田信行氏((有)津田自動車社長)が理事長就任後、「日本一の組合」を目指し、会員増強と人材育成を強化。年々会員の意識が非常に高くなっている。“会員あっての理事長”と会員一人一人を大切にする理事長の人望が求心力だ。

 昨年の第47回総会では200会員中95名で過半数の出席には至らなかった。1月末現在の会員数は204名で112名が55%にあたる。1月13日の理事会で114名の出席予定者が確認された。毎月話題の絶えない同組合の活動に興味を示す日車協の有村則男会長、仙花久弥副会長、正田健一副会長も出席予定だ。単組の総会に日車協の正副会長が参加することは異例。

話題の尽きない委員会活動
組合員間の連携で事故車の入庫搬入を図る活性化委員会は、順調に入庫を増やしており昨年の事故車入庫数は月平均33台。今後は中小企業団体や一般ユーザーへのアプローチを強化する。また4月に2次募集をかける予定で準備を進めている。

調査研究委員会は4月15日(日)に三木ホースランド研修センターで「接客対応マナー研修会」(講師;神戸市北区・高田自動車(株)の高田匡副社長)と「写真の撮り方留意事項」(講師;神戸市長田区・帯刀自動車工業(株)の帯刀賢社長)をセットにした勉強会を開く。接客応対を指導する講師は多いが、事故車修理を熟知した講師を招いての勉強会は珍しい。

地域に根差した活動を
 兵庫県自動車車体整備協同組合は、地域の塗料、自動車ガラス、リサイクルパーツなどとの連携強化を図っている。地域に根付いた事業を展開する板金・塗装は地域企業との連携が必須と考えるからだ。播磨淡路支部の総会には栗山塗料工業(株)、小田安全硝子(株)、(株)サンエース、(株)ワールドパーツの賛助会員が今回初めて出席した。神戸支部の総会でも24年度は賛助会員の強化と支部会で賛助会員を招きPRの場を設けることを掲げた。


全員参加の支部総会を目指して
 総会で55%出席を目指す同組合は、支部総会への支部会員全員出席を目指した。全員出席とはいかなかったが、実のある意見交換が行われた。阪神丹波支部の総会では8名が出席。活性化委員会の執行メンバーらは、津田理事長が立ち上げ当初の苦労話に花咲かせながら「そもそも活性化の名称は組合のメンバー増強と業界の活性化のために付けた。会員が個々に利益を得ることが出来る組織作りが重要だ。組合の指定があるからこそ活性化の活動が出来る」と、方向性を共有した。