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内陸の自動車産業 集積地−重慶市 (1/2)
 7月、市街地から高速道路で、約1時間離れた鉄道コンテナターミナルに向かう。途中の食堂で食べた野菜炒めには、体長10 cm ほどの皮を剥がれた蛙がたくさん入っていた。

鉄道コンテナターミナル −専用クレーンで積み降ろし−

 真新しい道路の脇には、i Phoneなどの生産で有名な電子機器メーカー「FOXCONN」の広大な工場敷地が広がり、一部で操業が始まっている。立体交差に差し掛かると、右手に鉄道コンテナターミナルが見えてきた。敷地内に向かう奥行800m、幅2 kmものゲートでは、絶え間なくコンテナトレーラーが往来している。
 2本の引き込み線の両脇にはコンテナが並び、専用クレーンで積み降ろしが行われている。港湾バースでの大型船舶の代わりに、鉄道シャーシがあるといったイメージである。
 ここからは欧州に向けて、ヒューレットパッカードが日々貨物を鉄道で輸出している。