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第1回 「労務リスクの正体」 (3/3) |
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雇用契約の条件 現実には、契約条件に対するお互いの認識のズレから 多くのトラブルが生じているのです。双方の一方的な思い込みから、「そのように決めてあったはず」「いや、そんな話は一度も聞いたことがない」などと主張し合ったところで、解決には近づきません。 一般に、契約自体は書面が無くても お互いが同意した時点で成立しています。普段の買い物は、大半が契約書なしで済んでいますよね? しかし、労働の売買条件を書面無しで済ませているのは問題です。(法律で書面が必要と決められています。) では、何をどのように決めて、どうすればよいのでしょうか? また、何から始めればいいのでしょうか? 一般の売買契約であれば、両社が合意すれば、内容や価格、時期などは自由に決めることができます。労働契約は同じではありません。多くの法律によって規制されており、しかもそれは、年々強化されているのです。 このような状況において - 会社を守れる雇用契約とは?- 次回から詳しく考えていきましょう! |