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事業用バス、火災事故分析結果 「点検整備不十分」などが最多 (1/2)
 国土交通省は3月30日、平成19年から22年までの4年間に発生した事業用バスの火災事故61件の分析結果を発表した。
 原因として最も多かったのが、「点検整備不十分」と「整備作業ミス」で25件件。「点検整備不十分」では、長時間の整備の未実施や定期交換部品の未交換が多く、具体的には「スプリングシリンダー内のピストンO-リングの変更により、エアーが漏れたことによるブレーキ引きずり。さらに、シリンダー内部がグリス不足で、長時間整備が行われていなかった」「メインハーネスのクランプ部が腐食切断したため、ボディと接触してショートし、その火花が燃料ホースに引火した」といったケースがみられた。