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ユニバーサルタクシー 認定制度を創設 /国交省
 高齢者や障害者の乗降に配慮したタクシーの普及促進に向け、国土交通省は3月28日、「標準仕様ユニバーサルデザインタクシー認定制度」を創設した。

 30日には日産のNV200バネットタクシーを標準仕様ユニバーサルデザインタクシーとして認定した。 同制度では、「標準仕様」として「認定レベル1」「認定レベル2」の2段階の認定レベルを設定。認定レベルに応じて規定された項目を満たさなければならない。
 すでに製造を行っているユニバーサルデザインタクシーのうち、「標準仕様」の認定項目を備えた車両が対象。流し営業による利用(一般の利用)も想定し、最大乗車定員が原則5人以内のものとした。
 認定項目は「乗降口」「スロープ」「乗降用手すり」「床の材質、形状」といった要件のほか、車いすのスペースや固定方法、補装具収納場所に関する基準を認定レベルごとに設けた。
 認定車両かどうかは、「認定レベル1」「認定レベル2」「認定を受けていない車いす用スロープまたはリフトを備えた車両」「バリアフリー対応型乗合タクシー」の4つのマークを車体に貼り付けることで区別する。