自動車ニュース
24年トラック輸送量 特積みは前年同月比1.5%減  国交省 (2/2)
品目別、地域別の輸送状況では前年同月と比較し、中国地方で「果物」の工場・生産地からの貨物増がみられた。これに対し、「化学工業品」「繊維工業品」「食品工業品」「日用品」などで工場・生産地からの貨物が減少。その主な地域は、関東、北陸信越、中部の各地方だった。
 宅配便は、調査対象17社の宅配便貨物取り扱い個数が前年同月比6・0%増の2億4865万1000個で、約1416万個増えた。
 一般貨物の輸送量は、調査対象事業者1049社のうち793社が回答し、前年同月比0・2%減とほぼ横ばい。地方運輸局別で実績を上回ったのは北海道の2・0%増、東北1・9%増、関東0・7%増、四国0・2%増、沖縄7・1%増。一方で、北陸信越0・7%減、中部0・3%減、近畿5・7%減、中国0・7%減、九州4・3%減とマイナスとなった。
 地方運輸局ごとの今後の輸送見通しは、「増加傾向」が北陸信越、中部、近畿、四国、九州、沖縄。「減少傾向」は東北、関東で、北海道、中国については「ほぼ横ばい」とする予想が示された。