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SIM-Driveの先行開発車事業の大きな特徴は、オープンソースの手法にあります。電気自動車の最終製品を生産販売するのではなく、インホイールモーター技術とコンポーネントビルトイン式フレーム技術を組み合わせた電気自動車技術を普及することが当社のミッションでもあるからです。これらの技術を核に、参加機関の皆様に実際に電気自動車開発を体験していただくことで、ここで得た技術や人的ネットワークを自由に持ち帰り、各社でさらに発展させていただくことが目的です。電気自動車産業に関心をお持ちの全ての業種・業界の機関様にご参加いただけるプログラムになっております。これまでの先行開発車事業を通じて94機関の方々に参加いただきました。
3. 第4号事業で試作する電気自動車の概要
第4号事業では、先行開発車事業第1号（以下、「第1号事業」）、先行開発車事業第2号（以下、「第2号事業」）ならびに、先行開発車事業第3号（以下、「第3号事業」）と同様、インホイールモーター技術、コンポーネントビルトイン式フレーム技術を組み合わせた技術を有効に利用します。これにより、モーター利用の効率化、空気抵抗の低減、転がり摩擦の極小化を目指します。その上で、第4号事業で開発する電気自動車の概念は参加して下さる参加機関の総意で決定します。