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タクシー乗務員接客コンテスト神戸予選会 兵庫県タクシー協会
 兵庫県タクシー協会(松本奈良雄会長)は今年も10月8日、神戸市中央区の生田神社会館で「タクシー乗務員接客コンテスト」(第3回)を開催する。本選に先だった8月17日、兵タ協会館で神戸・阪神間地区を対象に神戸会場予選会が開かれ、同地区から16名の乗務員が出場した。

 コンテストは、植田清周・兵タ協副会長が開会の言葉で「日頃の態度、考え方をありのままに気楽に」と緊張をほぐすようもとめた。松本会長は「このコンテストも3回目を迎える。乗務員登録制度も出来てマナーアップがますますもとめられる。どうかロング(遠距離)もショート(近距離)も笑顔で送って下さい。今日は自然体で参加して下さい」とあいさつ。

 また信原智彦・コンテスト実行委員長は「このコンテストがあらゆる場面に生かされることが大事。本選には12名が残る。競技は言葉づかいが大事」と説明して開始となった。

 競技は第1部は自己PRで「身だしなみ」(清潔感)「表情」(明るい笑顔)「言葉」(明瞭・わかり易い)の第一印象、第2部は実技で「ドアの開閉と確認」「挨拶と返事」「行き先・コースの確認」(JR三宮駅から大阪国際空港)「シートベルトの確認」を内容とする4項目のロールプレイと審査員からの一問一答だった。

 出場した乗務員はいずれもテキパキと質問に答え、優劣つけがたい出来ばえだった。

 講評で矢島正枝・ひょうごツーリズム協会ホスピタリティマネージャーは、「コンテストに出場するプロセスが第一である。人材養成にはそこに柱となる人がいる。その人を作ること。それが秘訣だ。今日出場した人はそんな人達。出場して頂きありがとう」と参加の意義を強調した。

 最後に原久旦・兵タ協副会長の「出場者のいずれも個性があった。積極的な参加は自信にもなる。皆さんの出場はありがたい」と結んだ。

 なお予選会出場乗務員は次の各氏。

 梶木彰(近畿タク)、奥川繁雄(同)、村上定彦(同)、稲垣淳平(甲南交通)、生瀬正夫(国際興業神戸、明石(営))、黒田政博(国際興業神戸、神戸(営))、白石博彦(同)、林政博(山陽タク)、山本利明(同)、宮地英樹(同)、中谷健二(西神交通)、増田正治(阪急タク)、永井清英(同)、沖本利之(阪神タク)、奥村正幸(同)、浦部孝弘(フクユ)