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兵タ協通常総会、新会長に吉川氏選任 (1/2)
 兵庫県タクシー協会(皆見房雄会長代行)は5月25日、神戸市中央区の生田神社会館で平成24年度通常総会を開き、任期満了に伴う役員(理事・監事)の改選を行い、会長に吉川紀興(西神交通株式会社 社長)を副会長に皆見房雄(株式会社国際興業大阪 副社長)、信原智彦(荒井タクシー有限会社 社長)、青田嘉之(扇弘タクシー株式会社 社長)の3氏を選任した。

 総会冒頭あいさつで皆見会長代行は「業界は過去最大の経営危機に直前している。平成21年10月に施工されたタクシー特別処置法によりタクシーの適正化、活性化のため減車休車等にも取り組んで参ったが、地域公共交通の役割をはたすには限界がある事から、タクシー事業法案の国会成立をお願いしており共に行動に参加して下さい。県下に7支部が出来るが、活性化のため提言を頂き、協会にしてもらう発想ではさらに厳しくなる。自分達で何が出来るか行動を起こして頂くようお願いします。」と訴えた。

 総会は平成23年度事業報告、同予算。一般化社団法人移行への定款変更案など原案どおり承認した。役員改選は、県下各地区から選出の理事33名、監事3名を異議なく承認した。

 この後、前会長の松本奈良雄氏が発言をもとめ「皆見会長代行にはありがとうございました。私は御影第一の取締役会長です。理事に決まり夢が正夢となりました。原点に帰り理事の職務に努めます。会長選について今期は見送ります。2年間勉強してその結果によっては機会もあると思う。」と会長選不出馬を表明した。
 総会を中断して新理事による第1回理事会で吉川会長ら正副会長は全会一致で決定、専務理事に清水信生氏を再任した。