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公用車の定期点検、確実に実施を 奈良運輸支局
 近畿運輸局奈良運輸支局は6月下旬、県下の自治体を対象に「公用車の定期点検の確実な実施に向けて」と題した研修会を行った。
 近畿運輸局では昨年、管内の204自治体の公用車を対象に定期点検整備の実施状況を調査。そのうち、定期点検整備を「全て実施している」と答えたのは55自治体。一方、「未実施があった」と回答した自治体が135自治体もあった。
 府県別の実施率が高い順から滋賀61%、兵庫59%、京都58%、大阪50%、和歌山38%で、奈良県は30%にとどまった。
 そのため、奈良運輸支局では研修会を実施し、「日常点検、定期点検はクルマのトラブルを未然に防ぐ」「自動車の保守管理について」「 関係法令による使用者の点検整備の義務について」をそれぞれ説明した。
 奈良運輸支局は「自動車の使用者は、自動車の不具合による交通事故や公害の防止を目的として日常点検整備、定期点検整備の実施が法で定められている。今後も公用車の定期点検実施の促進を図っていきたい」と話している。