自動車ニュース
女性をターゲットにダイハツ 「ミラ ココア」を発売  (2/2)
 奥村勝彦取締役副社長は、「シンプルをベースに扱いやすさを徹底的に追求した車です。愛着のわいてくる『あたたかモダン』なスタイルに、楽しいお出かけを演出する『シンプル・カジュアル』なインテリアなど、幅広い世代の女性ユーザーからご支持頂けるデザインとなっております。また、国内初のバックモニター内蔵のルームミラーを内蔵するなど扱いやすさもさらに進化させました」と車輌の開発コンセプトを説明し、「経済状況が依然厳しい状況が続き、環境意識のさらな高まりの中、低燃費・省資源の軽自動車は、より身近なエコカーとして貢献していけるものと確信している」と述べた。

 続いて開発担当者への質疑応答が行われ、顧客予測ターゲットについて「販売比率は女性で80%を狙い、20代30代で約7割、グレードでは、ココア60%ココアプラス40%、を想定している」とし、販売戦略は、重点的なテレビコマーシャル放映と、それと平行した全国販売店による5週連続の大規模な土日展示会を開催する。

 「若い女性に対してこの車の感性を訴求し、ユーザー自身が『私のクルマ』との愛着をもっていただきたい」との開発陣の思いにより、フロントグリルやステアリングハンドルに、これまでのDマークではなく、ココアオリジナルとなるCマークを施した。

 国内初のバックモニター内蔵(約2.1インチ、TFT液晶)のルームミラーについて担当者は、「車体の関係で購入後の取り付けは出来ない」と説明した。
 今後の他車種への展開については、「ユーザーのニーズを見ながら検討していきたい」と述べた。
 車両本体価格は約105万円〜143万で、月間の販売目標3千台を目指す。