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11年度宅配便取扱個数、5・6%増  国交省
 国土交通省が7月31日に発表した、2011年度の宅配便などの取扱実績によると、宅配便取扱個数は前の年度と比べて5・6%増の34億96万個だった。内訳はトラック運送が5・3%増の33億6300万個、航空等利用運送が43%増の3796万個で、いずれも実績を上回った。
 トラック運送におけるシェアは、「宅急便」「飛脚宅配便」「ゆうパック」の上位3便が92・3%。航空等利用運送も「飛脚航空便」「宅急便タイムサービス等」「スーパーペリカン便」「フクツウ航空便」の上位4便で全体の50・4%を占めている。
 宅配便取扱個数については、インターネットなどを利用した通信販売市場が拡大した影響や各社の営業努力による新規需要開拓で前年度を上回った事業者もいたことから、全体の実績も増加。航空等利用運送も、新規参入や既存事業者による新たな個人向けサービスの展開のほか、インターネットを利用したショッピング、オークションなどの需要拡大に伴い、前年度を上回った事業者もおり、全体の実績として取扱いが増えた。
 メール便については、取扱冊数が1・8%増の53億3892万冊。シェアは、「ゆうメール」と「クロネコメール便」の上位2便が94・8%を占めている。