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【分析】カーシェアリングに急激な動き (1/2)
少子高齢会による保有台数の低下、そもそもの自動車に対する価値観の変化など、国内の自動車ディーラーから始まる業界は苦戦を強いられている。また、日本の規格が世界で認められ、技術が他国よりリードし、高い評価を受けている電気自動車だが、名称の電気と電力供給不足問題がリンクし、普及が軌道に乗っていない状況だ。

そんな厳しい状況が続く国内の自動車業界の中で、成長を続け、新しい自動車利用の方法や販売の流れ、また電気自動車の普及に繋がるとして注目が集まっている事業がある。カーシェアリングだ。特に6月と7月の動きは目まぐるしい。
メルセデス・ベンツ日本は6月29日にメルセデス・ベンツコネクションで「メルセデスベンツ・アドバンスド・モビリティ・デー」を開いた。欧米ですでに実施中のスマートの電気自動車「smart fortwo electric drive」を使用した乗り捨て型カーシェアリングを日本に提案するためだ。

同乗り捨てシステムは、千葉県柏市の東京大学柏キャンパスで、特定非営利活動法人柏の葉キャンパスシティITコンソーシアム( KACITEC)が実施した国内初のマルチ交通シェアリングサービスの社会実験(6月8日〜 7月5日)で使われた。

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