自動車ニュース
【タイムズ24に聞く】「若者の車離れ」は、アンティークワード (2/2)
所有や利用をしたいのではなく、小分けにしたいのではないか。何かを時間で借りたり、CDを買わずに好きな曲だけ買ったり、「欲しいものだけを抜き出したい」。だから、「借りる」とか「買う」とか、どちらでもいい。
カーシェアリングは今、若者の心に刺さっています。よく「若者の車離れ」と言われますが、これはもはやアンティークワード。「若者の車“購入”離れ」の方が適切で、購入台数は減っているが、利用は全く減っていません。我々のカーシェアリングも、若者の利用割合がとても高い。

今の若者は携帯(電話)世代なので、デバイス(機器)を持ち歩くことに慣れています。携帯は「電話を持ち歩く」という新しい電話の使い方。カーシェアリングは、「車を持ち歩く」に近い感覚を持たれているのだと思います。「タイムズプラス」なら、全国にある約4,000台の車がカード1枚で鍵を開けられるので、まさに「車を持ち歩く」感覚です。目指すは携帯。若者がいつもカードキーを持ち歩いて、「俺って車を持ってるんだぜ」という状況を実現したい。