自動車ニュース
「新たな道を探る」 神戸市自動車整備協議会 (2/2)
 大林会長は「これから入庫減少が最大の課題となる。昔のような忙しさが減り、当社も月.木くらいで仕事が済む。車が丈夫になり、走行距離も短い。軽自動車を含めてディーラーのメンテナンスパックに警戒しなければいけない。中にはサービスで付与するディーラーもあるという。これは死活問題だ。ディーラーより安く売るのか、手をつけないのか、いずれにしても我々の危機は深まる一方だ。携帯メールアドレスを聞き出すなど、ディーラーに負けない繁栄方法を考えないと生き残れない」と力説した。


 高橋康雄兵整振常務は「業界は大変厳しく、政治も混乱している。兵整振としては、きちっとした作業の上、お客様とのコミュニケーションにより適正料金をいただき、お客様の安全を確保してほしい。委員会ではそのきっかけづくりを検討したい」。

 神技連を担当する太田康雄同協議会理事長は、神戸市技能功労者表彰、神戸市優秀技能者表彰の候補者を報告後「神戸マイスターが私以来、出ていない、次年度はぜひ推挙したい」と述べた。

 各支部から、西神は「コミュニケーションを深める各社でのマイカー点検促進キャンペーンを行う」、神戸東は「専業者のメンテナンスパックは転勤時などの残金処理などで対応が難しい」、兵庫は「長年開催してきたしあわせの村での催しは予算がなくなり中止する」、神戸西は「活動への不参加者を回って話を聞き始めた」、神戸中央は「幅広い情報の共有化を進めたい」などの話があった。