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インタビュー 「恩返し」がしたい 清川拓司 兵整振兵庫支部長 (2/2)
 同社創業者で先代の故・熊谷昭氏は支部長だけでなく、長く兵庫県自動車整備政治連盟事務局長を務め、神戸市自動車整備協議会事務局長では市の技能功労者や優秀技能賞などの対象業界とした功労者だが、運輸省や国土交通省などの受賞歴はない。その姿勢をそのまま受け継ぎ、同支部を支えてきた。支部会員誰もが信頼を寄せるキーパーソンである。偶然にも遠縁だったが、血縁で継いだわけではない。

 技術取得への勉強熱心さ、レベルの高さも多くが知るところで、そのため業界内からの入庫が半数を占める。また、同社が関連事業者の情報集積地となっている。

 趣味は一般的なスキーやダイビングなどから、切手・古銭集めまで、何でも経験があるが、今は釣りと「業界内外の仲間と発泡酒を飲みながら技術の話をすること」。

 支部は、清川支部長が会計も兼任しており「この2年間で会計の立て直しを図り、次世代を育てて継いでいく」。

 信頼を得るのも「営業などは苦手な経営者失格ですから(笑)、誠心誠意、技術を駆使すること。出来ない時はヒューマンネットワークで対応しています」。支部内で技術講師を務めた経験もある。