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「環境・社会報告書2012」を発行 三菱ふそう
 三菱ふそうトラック・バスは10月22日、2011年の環境活動・社会活動をまとめた「環境・社会報告書2012」を発行した。
 トラック・バスという公共性の高い製品を製造・販売する企業として、環境保全を経営の最優先課題と位置づけ、その取り組みを広く発信することを目的に毎年、発行している。12年版には、企業ビジョン「FUSO2015」の概要、新型「キャンター エコ ハイブリッド」の特徴、ハイブリッド車の開発やISO/TS16949認証取得に向けた取り組みなどを掲載。11年に発表した「新環境中期行動計画」の内容や12年行動計画も紹介されている。
 環境に関する活動の主な進ちょく状況は、生産工程におけるCO2排出量が7万3000トンで、11年の年間低減目標を達成。自動車リサイクル法に対応した再資源化などの実績は、ASR(自動車シュレッダーダスト)のリサイクル率が93.4%と法定基準の50%以上をクリアした。
 そのほか、社会貢献活動として、地域住民や社員・家族を対象としたイベント、小学生や地域住民らを対象とした工場見学を実施したほか、日独文化交流「たけのこプログラム」などの文化活動に対する支援も行った。