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北港梅田グループが加入へ 大阪タクシー協会臨時理事会 (2/2)
 タクシー特措法の10月1日施行に絡めて「悪貨と呼ばれる人たちにはこの土俵の上から退出して頂こう。公共輸送機関として働いている良貨の事業者が勝ち生き残る仕組みを作っていかなければならない」と協力を呼び掛けた。

 古知氏は「皆様の足を引っ張らないように頑張りますのでよろしくお願いいたします」と感謝を述べた。

 この入会に際し長井近畿運輸局自動車交通部長は「タクシー業界は厳しい状況に置かれています。こうした状況を打破する為にはタクシー新法を始めとする新たな枠組みの下で業界が一丸となって対処することが極めて重要であります。新たに13の事業者がこの協会に加盟されることは業界団結という点で象徴的な事象といえ心強く感じる」とメッセージを寄せるなど歓迎ムード一色だった。

 薬師寺最高顧問は「あらゆるものを法的な規制の中に入れるのはなかなか難しいだろう。我々が勉強して対処しなければ大変なことになりそうだ。梅田グループさんに加入をしていただいたが、後トモエさんなどがある。団結をして対処しなければならない状況に急速になりつつある。大同団結の呼び掛けをするのは今が一番いいチャンスだと思う。これからが本番だ」と述べた。

 また、タクシー特措法関係の関係通達に関するパブコメの説明のなかで、基準車両数について「大阪の場合は、預かり減車の制度を準特定特別監視地域に指定される以前に行っていたのでその時点までさかのぼって欲しい」と要望していくこととした。