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居眠り運転対策セミナー開催 OCHIS
 NPO法人・ヘルスケアネットワーク(OCHIS、武田裕理事長)は10月18日、大阪市北区の大阪大学中之島センターでOCHISセミナー「どうしていますか?居眠り運転対策〜高速ツアーバス事故を踏まえて〜」を開催した。
 第1部として、上島医院南大阪睡眠医療センターの渥美雅彦院長が「居眠り運転を取り巻く生理的メカニズム」をテーマに講演。
 大阪センコー運輸整備の峯森吉和顧問は「居眠り運転を防止する運行管理のあり方について」と題し、運行管理業務の経験を踏まえながら居眠り運転を防ぐためのポイントを紹介。運行管理者の役割として、(1)ドライバーの睡眠不足や疲労の蓄積を観察する(2)観察するために対面点呼を徹底する(3)十分な睡眠時間を取る重要性を理解させる――ことを挙げ、「国家資格を持っているだけで、運行管理者ができるわけではない。ドライバーを見ただけで、疲労が蓄積していることが分からなければならない。眠気の仕組みを自らが学び、指導に活用していくことが大切」と述べた。
 第2部では、武田理事長をコーディネーターに、渥美、峯森両氏、OCHISの作本貞子理事と黒田悦子保健師によるパネルディスカッションも行われた。