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EV集配車、環境先進地へ重点的に導入 ヤマト運輸
 ヤマト運輸は1月末から、先進的な環境活動を行っている地域や世界遺産などの環境に配慮しなればならない地域を中心に、EV集配車70台を随時稼働させる。
 導入するのは、三菱自動車工業の軽商用EV「MINICAB-MiEV(ミニキャブ・ミーブ)」。2011年5月に100台を発注し、現在、東京都内や京都市内で30台が稼働している。車両には、ヤマトグループ全体で取り組んでいる環境保護活動の総称「ネコロジー」を象徴するデザインを採用。初めて目にする人にも「ネコロジー」「EV」「ヤマト運輸」が伝わるよう工夫した。
 主な導入地は埼玉や栃木、新潟、鹿児島の各県などで、地域別には北海道1台、関東22台、信越10台、中部7台、関西13台、中国7台、四国3台、九州6台、沖縄1台。自治体と連携した事例としては、さいたま市のEV普及促進に向けた取り組み「E-KIZUNA Project」(イー・キズナ・プロジェクト)に参加。同市内に軽商用EV3台を導入し、協働でEVの初期需要の創出とEVを活用した新たなビジネスについても検討していくという。