自動車ニュース
道路交通環境の改善へ推進 兵庫陸運部長 勝田年和氏 (1/2)
神戸運輸監理部兵庫陸運部長 勝田年和氏
平素より陸運行政に対しまして、格別のご理解、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、我が国の自動車保有台数は、7900万台を超えたあたりから伸びが鈍化し、平成21年上半期の新車販売台数(軽自動車含む)も前年同月比減となり、4年連続の上半期減となり、兵庫県下の保有台数は約296万台となっております。この要因は、燃料価格の高騰や社会環境の変化等によるところが大きく、右肩上がりで推移してきた状況が変化しつつある感じを受けていますが、本年度の環境対応車両に対する購入補助制度等が始まり今後どのように推移するか注目したいところです。

いずれにしましても、自動車は国民生活に欠かせないものとして大きな役割を担っておりますが、その反面、交通事故や交通渋滞による環境悪化といった克服すべき課題も多く抱えております。
このような中で、広く国民に交通安全思想の普及、浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、国民自身による道路交通環境の改善に向けた取り組みを推進することにより、交通事故防止の徹底を図ることを目的として、秋の全国交通安全運動が9月21日(月)から9月30日(水)の10日間実施されます。

神戸運輸監理部兵庫陸運部におきましても、高齢者の交通事故防止を運動の基本とするほか、

1)事業用自動車等の安全運行の確保
2)車両の安全対策の推進
3)全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
4)事業用自動車の事故等の情報の提供
5)広報活動の推進

の重点実施項目を定め、自動車関係団体の皆様方のご協力を得ながら交通安全運動を積極的に推進してまいります。
また、本年は9月30日(水)を「交通事故死ゼロを目指す日」と決定されたので、その趣旨・目的等を広く周知して参ります。